自分のための読書日記

自分の成長のためにただただ読書記録を垂れ流すブログ

53冊目『まほろ駅前多田便利軒』三浦しおん 文春文庫★★★

過去に傷がある便利や多田とその多田と深い縁がある変わり者の行天の物語。変わり者の行天がただの便利屋事務所に転がり込んできたところから物語が始まる。便利屋としていろいろな面倒なことを片付ける話。現代社会の問題に巻き込まれた人々を多田が助ける。行天は飄々とその手助けをする。

 

三浦しおんさんの作品が最近お気に入りで読んだ。まあまあ面白かった。

52冊目 『成功者がくれた運命の鍵 chance』犬飼ターボ 飛鳥新社★★★★

仕事で成功する法則を物語で教えてくれる本。話の内容も面白く良かった。自分の身に起こることは自分の考えの投影。自分の心構えを変えなくてはならないということ。それがあって、法的なことや経営のノウハウが意味をもつ。

 

この物語ほど単純ではないと思うが、前向きで世のため人のためを基本に商売していく必要はある。また、自分に素直なことも大切なのではないだろうか。

51冊目『舟を編む』三浦しおん 光文社★★★★

うだつの上がらない出版社の社員が辞書作りをする部署で覚醒する話。登場人物がみんな優しくて、温かい。それぞれが辞書作りに情熱を燃やしている。読んだのは2回目だった記憶があるが今回のほうが面白かった。映画も見た記憶があるがそれほど感銘を受けた印象はなし。もう一度見てみようと思う。

50冊目『黒牢城』米澤穂信 角川書店★★★

摂津守村重の織田軍との戦いの物語。実際闘いがあるわけではなく堅牢な城にこもってそこでの出来事の話。その話には村重がとらえた黒田官兵衛も関わってくる。評判が良かったので読んでみた。

 

城の中で起こる事件を村重が推理して解決していく。昔の武士のものの捉え方がわかり面白い。戦国時代は大変だったのだな。

それなりに面白かったが、すごく面白いというほどでもない。最後の章で心動かされたという評もあったがどうということではなかった。

米澤さんの本は確か『ボトルネック』も読んだがいまいちだった記憶がある。

もう読まなくてよいかな。

49冊目『いらない保険』後田亨+永田宏 講談社+α新書★★★★

必要な保険は何かに関する本。

子どもがいる場合は死亡保険に入ってもよい。

他の保険は基本的に要らない。

社会保険で何とかなるという話。

貯蓄型保険は損でしかない。我が家も実際入っていたがやめてしまった。結構損も多かったがその後nisaに回したので回収できた。保険会社の人間は仕事とはいえ他人に損をさせることに罪悪感はないのか。

幸い私はもともと最低限しか入っていないので問題はないと思う。

 

読んでよかった本だがもう少し早く早く出会えたらよかった。

48冊目『ジョーカー・ゲーム』柳 広司 角川書店 ★★★

評価が高かったので読んでみた。

世界大戦時代に組織されたD機関という秘密組織。その組織はスパイを養成する学校だった。その学校の出身者たちの活躍を描いている。

 

出身者たちの天才ぶりが非現実的でやりすぎな感じがして、フィクションの世界であっても、舞台の世界にマッチしていなかったように感じた。

 

それと一つ一つの話が短いので、あっさりとして印象だった。もっとスリリングにできると思う。

47冊目『神去なあなあ日常』三浦しおん 徳間文庫 ★★★★

まなり興味をひかれなかったが読んでみたら面白かった。

都会育ちの青年がひょんなことから、ど田舎の林業を営む会社に就職する。そこで大自然の四季を感じながら、林業に挑む。うまくいかないことも多いが個性豊かな先輩たちに助けられながら育っていく。祭りの話などは神事を本気で考える田舎の人たちの様子が伝わってきて面白い。

 

そんな田舎にやたらと美人が多いのは不思議。

 

この作者の本は面白い。