自分のための読書日記

自分の成長のためにただただ読書記録を垂れ流すブログ

56冊目『まほろ駅前狂騒曲』三浦しおん 文春文庫★★★★

シリーズ3作目で完結編。多田の新しい恋や、ぎょうてんの過去と娘との絆などが中心に描かれる。それらに個性的なおなじみの人物がかかわってきて、いろいろな事件が起こる。最後にはその事件が一つに集まり、解決する。そういうわけなので大変不自然なのだが、私は気にならなかった。その設定の不自然さを気にかけるようなものが物語ではないと思う。けっこうおもしろかった。